ソリューションのウラ話 世界各国で愛用される「炊飯器」。その心臓部を支える立花エレテックの技術力と対応力

森本 麻莉

半導体技術本部 半導体技術一部 半技四課

  • 森本 麻莉
  • 電子工学科卒。
    技術開発を行いながら営業的役割も担えることに魅力を感じ、
    2008年に入社。

目次

プログラムのすべてを知り尽くした技術者が表に立つ強み

担当するのは炊飯器の心臓部。30機種以上の開発に携わる!

電化製品に組み込まれたマイコンを動作させるソフトウェアを開発しています。私は主に、あるメーカー様の炊飯器を担当。マイコンはお米を炊くときの火力や圧力などを制御する、いわば心臓部です。日本で誕生した炊飯器は世界各国で愛用されるようになり、今では海外仕様のものも多数。それらを含め、毎年、モデルチェンジやマイナーチェンジが行われます。大きな仕様変更の場合、プロジェクトは発売の約1年前からスタート。試作レベルのプログラムを提出し、メーカー様に試験を重ねていただきます。その間に、仕様の変更や追加のご要求が入れば打ち合わせをし、プログラムを変更して提出する、という作業を繰り返します。


1モデルの仕様書は250ページ超!それら全部を把握し、迅速に対応しています

実際の開発については、まずメーカー様のご要求に沿って、プログラム設計の元となる仕様書の作成や改訂をします。仕様書は多いものだと250ページ以上。しかし立花エレテックの技術者であれば、どこをどう変更すべきかの判断も迅速です。特に新たな仕様を追加する場合は、ご要求通りにプログラム変更するだけではなく、メーカー様の意図と目的を確認しながら対応するようにしています。その結果、追加仕様がもたらす影響範囲の抽出や変更方法の提案を行うことできます。

プログラム設計の元となる仕様書

"美味しいご飯"は日本だけじゃない!世界各国のニーズに合わせた炊飯器を

最近の炊飯器はさまざまな機能やメニューが存在しています。白米や玄米などの種別 はもちろん、上位機種になればご飯の炊き具合も自由に選ぶことができます。最近では、ケーキやパンなどの調理ができる炊飯器もありますし、海外モデルであれば、その国で食べられているお米の品種や炊き具合に応えなければなりません。そのため、各機種で必ずメニューの仕様変更が行われます。立花エレテックがご提供するのは、各メニューの火力、圧力、時間などの数値をメーカー様が自由に設定できる最適な「器」。 50以上の炊飯工程を制御することにより、世界各国の"美味しいご飯"を炊き上げるためのサポートを行っています。

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