立花エレテックでは、いきなりプログラムを変更しないのはもちろんのこと、どこをどう変更するか、それによりどんな影響があるかについて、プログラムに詳しくないメーカーご担当様にも理解していただけるような資料を準備し、変更内容を確認し合う場を必ず設定。そこで変更のご承認をいたただいてから、初めてプログラムを変更するようにしています。開発作業工程が標準化されており、どのタイミングで何が必要なのかも明確になっているので、トラブルも起こりません。共同開発のパートナーとして情報のやり取りをオープンかつクリアに実施しています。
メーカー様の新入社員さんや若手の方を対象に、プログラムの勉強会なども開催しています。例えば、マイコンがどういう働きをしているのかを、実際の炊飯器をモデルにして、かみ砕いた形でご説明。プログラムをご理解いただいていると、仕様変更が入ったときもプログラムの変更内容をお伝えしやすく、お互いにメリットがあります。
顧客満足度調査においても、ISO9001に基づき実施しており、1機種ごとに、アンケートを採らせてもらっています。その結果を社内で検証し、良い評価を得た手法は継続し、あまり効果が出なかった手法は改善するなど、常にブラッシュアップ。さらにメーカー様との1年間の開発を振り返る場を設け、今の課題をすべてクリアにしてから次年度のプロジェクトに取りかかるようにしています。
当該メーカー様とのお付き合いは、既に25年以上。深い信頼関係のもと、5を言えば10で返してくれる、といった評価をいただいています。このような長年の経験と実績は、新規のお客様に対しても発揮。もちろん今回ご紹介した作業フローに限らず、必要最小限の変更作業でいいので納期を優先してほしい、変更作業でのドキュメントはきちんと作成してほしい、といったさまざまなご要望に、柔軟に対応しています。