- 製造
見える化
- 機能向上
- 業務効率化
- コスト削減
- 紙のチェックシートで検査漏れが発生する
- 事務所に戻ってからデータ入力、グラフ化するのが手間
- 現場外から検査の進行状況、異常事態の把握ができない
- タブレットの画面に従って作業をすれば検査漏れゼロに!
- データ入力すると自動でグラフ化、作業時間が大幅に短縮!
- 異常発生時は信号灯が点灯、遠隔でも見える化実現
見える化
部品を製造しているメーカーからご相談をいただきました。品質検査工程で、検査した項目に印をつける作業は、紙のチェックシートへの記入で実施されていましたが、「どんなに注意しても検査漏れが一定の頻度で発生する。漏れを撲滅したい」とのことでした。
生産品によりチェックシートは異なり、検査項目もそれぞれに膨大です。検査漏れや記入ミスを100%防ぐことが難しく、抜け落ちのない検査の実現には、紙ベースの作業では限界があります。また、事務所に戻ってからシートの内容をパソコンに入力し、グラフ化して不良品が出る理由の分析などをしておられましたが、一連の作業が完結するまで時間がかかります。また、管理者が現場を離れてしまうと、検査工程の状況をリアルタイムに把握することができません。進捗状況や異常事態の発生は、現場にいないとわからないという問題もありました。
抜けのない検査を行いながら、検査現場の「見える化」を実現するため、「検査データのタブレット入力化」をご提案しました。
現状の手書き帳票イメージをそのままタブレットの画面にでき、運用方法の基本を変えずに導入できるシムトップス(東京都目黒区)製「i-Reporter」をお勧めしました。
導入費用は200万円程度から。「i-Reporter」に、立花エレテックオリジナルのアプリケーションを追加。検査工程の現状を見せる「あんどん」や検査工程で異常が発生すると、「信号灯」が点滅したりといった機能も追加しました。
画面の表示に従って確認ボックスに「○」「×」チェックし、データを入力していきます。検査に入力漏れがあれば、エラー画面となり、次の検査に進むことができないので検査漏れがなくなりました。
画面上に、検査ごとの測定方法や規格、使用する測定具なども表示。間違った方法での測定を防ぐことができ、検査精度の向上も期待できます。検査データは、立花エレテック製アプリケーションで、各種データは事務所PCなどに自動送信。グラフへの加工も簡単にできます。検査内容が変更になっても、画面の追加や変更が自由にできます。
検査データをタブレットに入力すると同時に自動でチェックシートに記載したり、Excelで作成したグラフに反映されるので現場で作業が完結します。品質検査作業全体の時間も約30%削減できました。
チェックシートやグラフ類は、離れた場所でもリアルタイムで見ることができます。品質の異常が発生した際は信号灯が点灯し、品質異常通知が管理者に送信されます。「品質検査の均一化、見える化」が実現しました。
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