事例詳細 巻取り・巻出し装置を使用する製造業

  • 製造

その他

  • コスト削減
  • 機能向上

フィルムメーカー ブラックボックス化された海外製ドライブシステムを三菱電機汎用機器に更新!標準化プログラム使用で更新時間・コストを削減!メンテナンス性が向上、故障時も迅速な対応が可能に!

課題

  • 海外製ドライブシステムのプログラムがブラックボックス化、自社でメンテナンスできない
  • ドライブシステムの更新コストが高い

導入効果

  • 三菱電機汎用機器の採用で導入後のメンテナンスが容易に
  • 標準化プログラムを使用しドライブシステムを構築することで納期短縮と低コスト化を実現

導入の背景・課題

製造機械に組み込まれた海外製ドライブシステム。 膨大にかかるメンテナンスコストを解消したい!

お客様はフィルムを製造するメーカーです。製造工程に巻出し装置を使用するラインがあり、装置のドライブシステムが老朽化、また海外製でブラックボックス化されており、メンテナンスをお客様で行うことが非常に困難な状態でした。メンテナンスコストもかかるため「ドライブシステムを時間とコストをかけずに更新できないか」といったご相談を受けました。


導入システムの概要

図1:導入システムの概要図

  • 三菱電機製の現行品であるMELSEC-Q、MR-J4-GFと、テンションメータを組み合わせ、張力のフィードバック値から演算を行いサーボの速度指令に補正を掛けることでラインを制御します。(MELSEC iQ-Rでも対応可能)
  • 品種毎に構造体回路内のPIのゲイン値を調整することで最適な制御を行います。
    ※GOT等のタッチパネルを使用することでより容易にゲイン調整が行えます。

導入のポイント

標準化されているラダー回路と構造体回路を組み合せによるソフト作成。
例:巻出制御用構造体回路

図2:巻出制御用構造体回路

  • 機器は全て三菱電機汎用機器を使用。

ドライブシステムの用途例

多様な張力制御による巻取り、巻出し装置に適用できます。

図3:ドライブシステムの用途例 コータ・ラミネータ・スリッタ・検査装置


導入の効果

  • 標準化プログラムを使用しドライブシステムを構築することで、導入・ライン立上げ調整期間を短縮することができました。
  • メンテナンス性の向上が実現し、お客様自身での保守も可能になりました。
  • 三菱電機汎用機器を使用することで、機器故障時も迅速な対応が可能になりました。
  • 海外製への置き換えに比べ、約3割のコスト削減を実現しました。

応用できる業界・職種

製造全般 巻取り・巻出し装置を使用する製造業

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