- 製造
PLC関連
- 機能向上
- 業務効率化
- 10数年前に組み込んだC言語コントローラーは、メモリー不足で機能拡張ができない
- C言語マイコンボードを入れ替える場合、日数がかかる上、コスト高
- 装置制御に必須のPLCユニットとC言語ユニットが別で、装置内の省スペース化が難しい
- 販売済み装置のC言語コントローラーをPLC併設に更新、処理速度アップや新機能追加が可能に
- マイコンボードの更新時に併設ユニット化する場合、更新工期は大幅に短縮
- PLCユニットとC言語ユニットが1つになり、装置内が省スペース化
PLC関連
自動車部品などをつくる高級プレス機などでは、装置の制御に必須のPLCのほかに、特殊な制御を行うC言語コントローラーが使用されています。PLCだけでは特殊な演算ができないからです。
高級プレス機の場合、機能が複雑になっています。
PLCは製品搬送、上下流のインターフェースなどの工程連携を制御しましすが、カム曲線の自動演算、荷重自動補正等の制御はボードコンピューター、マイコン等で制御されていました。
10数年前に製品化された高級プレス機はボードコンピューター、マイコンが別ユニットになっており今回C言語コントローラーを使用することによりPLC、C言語コントローラーを一体化しコンパクトに搭載することができました。
装置の機能をアップグレードをする場合、C言語ユニットの機能が問題になりますが、当時のC言語コントローラーはメモリーが少なく、マイコンボードも入手が困難になり、現状のままでは拡張できなくなっていました。
「装置全体の寿命はまだあるので、なんとか機能拡張更新できないか」という相談が立花エレテックに寄せられました。PLCに強い立花エレテックですが、実はC言語にも詳しい技術者がいます。三菱電機製C言語コントローラーを、既存のPLCユニットに併設させることをご提案しました。連携させるためのC言語プログラムの設計、開発、調整をさせていただきました。
既設装置内には三菱電機製PLCユニットが入っていました。三菱電機製C言語コントローラーをPLCユニットに併設することで、統一性の高い制御ユニットが設計できました。
他のメーカーのPLCユニットが入っていても大丈夫です。立花エレテックには、PLCとC言語を連携をさせるさまざまなプログラムを手掛けてきたノウハウがあります。最適なソリューションをご提案します。
数千台販売された高級プレス機について、内部のアップグレードを提案できるようになったほか、装置内の省スペース化を生かした新製品の開発にも役立てていただくことができました。装置内の省スペース化は、コスト削減にもつながります。
PLCとC言語をひとつのベースとして制御することで、処理速度が大幅にアップすると予測しています。高級プレス機での試算では、10%処理速度アップが可能です。また、外部との通信についても大幅な速度アップが期待できます。
三菱電機製PLCは多機能なので、装置の機能アップが容易で、新機種の開発時にも拡張性があります。点検、修理もユニット単位で取り出せるのでメンテナンスが簡単です。とくに、マイコンボードなどは専用品のため、メンテナンスが難しかったので、C言語ユニットに変更するとメンテナンスの手間と工期が大幅に短縮できます。
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