事例詳細 ハンディ計測器シリコンカバー

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計測器メーカー 手のひらサイズの計測器にシリコンカバーを提案!7色を標準ラインアップ、イメージ色を選択でき好評です。 計測器の外ケースはプラスチック製なので手から滑り落ちやすいのが難点。プラスチックケースにフィットする値ごろなシリコンカバーをご提案、色による識別にも役立ちます。

課題

  • 計測器の基板を収めたケースはプラスチック製で手から滑り落ちやすい
  • 落とすと中の回路が壊れてしまう
  • ケースの素材そのものをすべりにくいものにしたり耐久性を高めるとコストが高くつく
  • 計測器の購入者が選択できるオプションで対策したい

導入効果

  • シリコンカバーなので手から滑り落ちにくい
  • 落とした場合の衝撃吸収材になる
  • 工具などを一緒に鞄に放り込んだ場合も、シリコンが保護材になる
  • 7色あるので使用場所などによって色を変えれば、識別補助にも

導入の背景・課題

手に持って作業する計測器は外ケースがプラスチックなので手から滑って落としやすい

ご相談いただいた計測器メーカーには、外枠のプラスチックケースを納入してきました。難燃性のABS樹脂に穴あけ加工やシルク印刷、塗装などの加工をして納めさせていただきます。

「計測器の購入先から『作業員が計測器を落として壊すことがよくある。衝撃を吸収できる素材のカバーはないか』という要望が増えている」と相談がありました。「すべてが衝撃吸収材である必要はないので、追加カバーだったら使いやすい」「できるかぎり安く」という要望も。

スマートホンのカバーなどと類似した様なシリコンカバーを、工業用の汎用製品として開発しているタカチ電機工業(埼玉県川口市)を探し、ご提案しました。

カバーをかけることができるプラスチックケースとシリコンカバーのサイズは6つ。ケース内の電池構造は8つから選択することができます。色の選択肢は、プラスチックケースが2色、シリコンカバーは7色。用途によって、カバーだけ色を変えれば、用途や使用場所による識別の手助けにもなります。


導入したシステムの概要

基板を収容する外枠プラスックケースのオプションとしてご提案しました。6サイズの汎用ケースをぴったり覆うシリコンカバーです。

ケースとカバーのサイズ

単位ミリ
※シリコンカバーサイズ、( )内はプラスチックケース寸法

  • LCS115タイプ : 74(69)×24(19.5)×120(115)
  • LCS115Hタイプ : 74(69)×32.5(28)×120(115)
  • LCS135タイプ : 81(76)×32(27)×141(135)
  • LCS135Hタイプ : 81(76)×40(35)×141(135)
  • LCS165タイプ : 85(80)×32(27)×171(165)
  • LCS165Hタイプ : 85(80)×40(35)×171(165)

プラスチックケース内の電池構造選択肢

①電池なし ②単4×2本 ③単4×3本 ③単4×4本 ③単3×2本 ⑥単3×3本 ⑦単3×4本 ⑧リチウムイオン0006P×1個

サイズと色の組み合わせ例

プラスチックケースは2色、カバーは7色

導入のポイント

一定のサイズと色を汎用規格として提案することで、1個660円から色つきのシリコンカバーを提案できるようにしたのがみそです。市販されているスマホケース並みの価格で産業用機器にもシリコンカバーをつけることが可能になりました。

同サイズ1色のカバーが500個以上が必要な場合は、独自色でのシリコンカバーの作成が可能です。色は、米PANTONE(パントン)社の色見本でカラー番号を指定していただくか、希望色のサンプルをご送付いただき、近似色で作成することもできます。


応用できる業界・職種

製造業全般 電子部品をプラスチックケースに入れた小型機械のメーカー。産業用測定器や無線通信機、医療機器など。

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