- 製造
その他
- 業務効率化
- 機能向上
- 作業工程の追加・変更時に配線変更なしでスイッチを追加したい
- 作業員が緊急スイッチを携帯するため無線化が必要
- 電池交換の費用と手間も削減したい
- 工場で使える耐久性が必要
- 無線スイッチシステムの導入により、工程の追加・変更時の配線変更は必要なし
- 2.4ギガヘルツ電波を使用、最大100㍍の距離にも電波が届く
- 電池の買い置きの手間とコストが不要に
- 送信機、受信機ともにマイナス25度から55度の環境で使用が可能
その他
ご相談をいただいた車両組み立てラインでは、作業者75人が無線スイッチを所持し、工程遅延や部品の欠品が発生したときにスイッチを押して、問題が発生した「工程ナンバー」をアンドンに表示する仕組みを導入されています。
数年前に有線だったシステムを無線に変更、作業工程の追加・変更時に、配線変更することなくスイッチを追加でき、作業員が持ち運べるようにして機動的にスイッチを押せるようにされました。しかし、数年先の交換を検討し始めたところ、採用中の無線スイッチはメーカーが製造中止にすることが判明しました。製造ラインで使用する機器なので予備も必要であるため、従来品の製造中止を機にスイッチシステムを一新することになりました。
探し出してご提案したのが、ワイヤレスに加えて電池が必要ない、仏シュナイダーエレクトリックグループのデジタル社製無線スイッチです。工場の使用に耐える無線スイッチが他にないことから唯一の提案となりました。無線スイッチの電池が切れて緊急時に通知ができないといったリスクもなく、電池交換の手間を削減できることになりました。
工場ラインの制御には、三菱電機製PLC(プログラマブル・ロジック・コントローラー)が使用されており、アンドンはPLCにつながっております。ワイヤレス、電池レススイッチからの信号を受ける受信盤も、このPLCと接続してアンドンに文字表示する仕組みにしました。
1つの受信盤の中には、無線スイッチからの電波を受信し、デジタル接点信号を出力する受信機を5~10台収容することができます。75個のスイッチに対し、受信盤は10台設置しました。
ワイヤレス&電池レススイッチは、工場のような障害物がある環境でも使用できる仕様です。遮蔽物がある場合の信号の強さの減退率は次の通りですが、増幅器を使用して減退分を回復させることも可能です。
・ガラス窓:10~20% ・しっくいの壁:30~45% ・レンガの壁:60% ・コンクリートの壁:70~80% ・金属構造物:50~100%
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