- 製造
その他
- 業務効率化
- 機能向上
- 工場が広く信号灯が作動した場所がすぐにわからない
- 信号灯が点灯した情報を手作業で記録するのが面倒
- 信号灯の記録をラインの改善に役立てたい
- 設備の情報収集には、配線工事の費用と時間がかかる
- 信号灯が作動した場所が事務所の端末画面で一目瞭然
- 自動記録するので手作業ゼロ
- 記録を分析し改善を検討、ワイヤレスなのでライン変更も簡単
- ワイヤレスにより配線の引き回しが不要、コストを大幅に削減
その他
ご相談をいただいた切削工具メーカーでは、広大な工場に約400本のタワー型信号灯を導入しておられます。規格外の製品が流れたり、ラインがつまったり・・・といったときに、信号灯が点灯してラインが停止する仕組みです。
信号灯が作動すると、作業員がかけつけ不具合を取り除きラインを再稼働させますが、工場が広く、どこの信号灯が点滅しているのかを判明させるだけで数分かかることもあります。不具合場所にかけつけて再稼働させて、点灯した理由を手作業で記録するというのも面倒な作業でした。
一連の作業の効率化ができないかとご相談をいただきました。
お客様のラインには、パトライト製信号灯「LME」シリーズが導入されていました。信号灯の作動情報をワイヤレスで飛ばして記録することができる「AirGRID(エア・グリッド)」の追加が可能です。
信号灯タワーの頭部キャップをはずし、「AirGRID」を設置、信号灯の作動情報をワイヤレスで事務所のパソコンに送って自動で記録します。パートナー会社が用意している多様なソフトを使うと、さまざまな分析が可能になることをご提案しました。
ワイヤレス通信をするために必要となる受信アンテナ1台で、約30台の「AirGRID」のデータ収集が可能です。事務所のパソコンにデータを送るので、工場のIoT(モノのインターネット)の第一歩が実現しました。
信号灯の情報は「ラインの停止」のほかに、「稼働中」や「設備異常」といった情報なども送ることができます。事務所のパソコンではCSVデータで自動保存します。パートナー企業のソフトを活用し、稼動状況を時間軸で分析したり、装置の動かし方や作業員の配置変更などの検討ができます。
ワイヤレスなので配線工事が必要ありません。 国際標準通信規格を利用した無線なので、電波状況に応じて最適な通信ルートを確保、様々な電気信号が飛び交う工場でも安定運用できます。
信号灯キャップの交換は1台5万円程度、受信アンテナは1台15万円程度から。低コストで信号灯のIoT化が実現しました。ワイヤレスなので、装置の配置替えも簡単です。収集した情報をもとに配置替えを検討、一段の効率アップに役立てることが可能です。
2ラインに設置されている約30台の信号灯に「AirGRID」を試験導入されましたが、工場全体の約400台の信号灯で導入されることになりました。
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