事例詳細 産業機械向け予防保全

  • 製造

その他

  • 機能向上
  • 業務効率化

産業機械メーカー 産業機械に予防保全機能を追加!パッケージ化した情報収集端末とクラウドシステム、携帯通信網によるIoT(モノのインターネット)で、最短3カ月で導入が可能。機械稼働情報、部品消耗状態などを遠隔監視、保守・保全を強化します

課題

  • 産業機械のアフターサービスを新ビジネスにしたい
  • 装置が故障する前に部品交換など予防保全を実施したい
  • IoTシステム必須の時代だが自社で開発すると時間もコストも膨大

導入効果

  • 保全・保守業務を強化し、アフターサービスで収益を獲得、機械のリピートオーダーも
  • 故障につながりそうな情報を遠隔で収集、機械の稼働率向上
  • 開発期間3カ月、初期費用約600万円から導入可能

導入の背景・課題

製造している産業機械の予防保全を強化したいと顧客が要望

ある産業機械メーカーからご相談をいただきました。顧客である製造企業から「故障などで機械を止める時間を少なくし、効率アップを図りたい。予防保全を強化してほしい」と要望されているとのこと。遠隔監視システムが有効なので、自社で開発に取り組まれましたが、開発にかかる期間も長く、費用が数千万円以上もかかることから断念、汎用システムを探しておられました。

あらゆるモノがインターネットでつながる「IoT」時代になり、クラウドを活用して遠隔監視情報を活用する動きが広がっています。機械や装置の稼働状況や故障、保守点検情報を遠隔で把握し、保守・メンテ効率を高め、故障の予防につなげることができるからです。


導入システムの概要

ご提案したのが「CareQube+」(ケアキューブ・プラス)。建機のIoT化で知られる世界的建機メーカーのIT部門を前身とするクオリカ社(東京都新宿区)製の、パッケージ化されたシステムです。導入企業の要望を聞き取り、最短で3カ月、初期費用600万円程度から予防保全システムの導入が可能です。

機械や装置、車両に取り付ける情報収集端末は、PLC(プログラマブルコントローラー)のデータを収集するプロトコルに対応し、LAN、シリアル、CANなどさまざまなインターフェースよりデータを収集して、携帯回線経由でクラウドサーバーへ送信します。サーバーに送られたこれらの情報を、インターネット経由で最終ユーザーが閲覧する仕組みです。

汎用の表示画面が設定されているので、稼働状況グラフを作成したり、位置情報や制御情報をグラフ化することも簡単。結果を分析すれば、故障する前の予防も可能です。保全業務の大幅な付加価値向上につながります。

システム概要図

導入のポイント

管理者向けに様々な画面を設定することができます。

管理者向け画面 3例

     装置や車両の所在地を把握      稼働時間やトラブル発生率をグラフ化       表示の組み合わせも多種多様

CareQube+を活用した作業連携のイメージ

情報収集端末の仕様

入力電源:DC10~30ボルト
動作環境:-20度~70度
外部通信:3G
インターフェース:LAN×1(10/100Base-T)、CAN×1、RS-232C×1、
         RS-485×1、接点入力×4、接点出力×4、A/D入力×4
GPS:受信機内蔵
外形:縦15.5センチ、横7.4センチ、高さ4.1センチ(コネクタ突起部除く)
重さ:約610グラム
材質:アルミダイキャスト
防水対応:IP65相当
適合規格:日本TELEC、海外CE,FCC
PLCプロトコル対象:三菱電機、オムロン、キーエンスなど


応用できる業界・職種

メーカーおよび  レンタル会社 産業用の機械や装置、車両のメーカーおよび、これらのレンタル会社

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