- 製造
エネルギー
- コスト削減
- 省エネ・エコ
- 誰もが監視、管理できるような電力監視システムが必要
- 既設空調機の負荷制御により契約電力を下げたい
- 電力監視、制御を行いながらも、作業環境は現状維持したい
- 省エネ支援機器のWeb機能導入で、誰もがいつでも監視可能に!
- きめ細かい制御をを可能にし、契約電力を1200kw→1000kwに削減!
エネルギー
お客様の製造工場では毎夏期にピークオーバーが発生し、電力会社より契約電力の引き上げ要請を受けておられると共に、対策をせまられておりました。
しかしながら、ピークオーバー防止に対して、原因が何なのかが不明なため、対策をどのように行えば良いのかが分からない状態でした。
今回は、このピークオーバーの原因究明を行うことがソリューションの最初の一歩となりました。
三菱製省エネ支援機器を使ったデマンド監視と、デマンド警報レベルにより、三菱製シーケンサと空調機制御アダプターを使用して、異なるメーカーの空調機を制御。
デマンドピークオーバーを防ぐには、電力使用量の監視を行い、ピークオーバーの時間帯や要因を知ると共に、対策を打った後の評価ができる事が重要です。今回の対策は空調機の制御でした。導入にあたって、空調機が全て三菱製であれば専用集中コントローラーで、容易にデマンド制御が可能だったのですが、今回、他メーカーの空調機が多数あり、それらを如何にコントロールするかがポイントでした。
まず、三菱製の省エネ支援機器の導入により電力使用量をリアルタイムに見えるようにし、対策前と対策後の確認ができるようにしました。空調機の制御については、空調機に外部制御アダプタを取付け、三菱製シーケンサからデマンド警報レベルに応じた「60%」、「30%」、「サーモオフ」のきめ細かい指示を行えるようにしました。
空調機のきめ細かい制御により、制御開始時の室温上昇による作業環境の悪化が軽減されると共に、契約電力についても1200kwから1000kwへの削減ができました。更に、省エネ支援機器のWeb機能によって、誰もがいつでも電力を監視できるようになり、社内啓蒙の推進や対策後の効果がわかる事による更なる改善や対策が打てるようになりました。
今回の制御・監視システムの導入にあたっては、やはりその初期投資の回収がどれくらいでできるのかについて少々不安がありました。しかし、外部制御アダプタの使用など状況に応じたシステム構築のご提案をいただき、比較的安価に導入できたことで、結果的に回収期間は約3年ということで、非常に満足できる結果となりました。
今後は原単位レベルでの省エネシステムへの移行も検討しております。