- 公共
エネルギー
- 省エネ・エコ
- 職員の省エネ意識向上と来場者に対してアピールできるようなソリューションを導入したい
- どの箇所でどれだけ電力を使用しているか、明確にしたい
- 画像配信技術を取り入れ、各フロアのモニターから自分たちがどれだけ電力を使っているかが一目で分かるようになった!
- 約500点もの監視ポイントから、「何処で」「どれだけ」電力が使用されているかが明確になった!
エネルギー
新庁舎建設時、省エネ対策として何かアピールできるような仕組みを、との要望がありました。これに対し、庁舎で働く職員の方々が、自然と省エネを意識できるよう、自分達が使っている電力量を大型モニターで各フロアごとに表示させる仕組みをご提案いたしました。
職員、そして来場者にもしっかりとアピールできるよう、ご覧になられる皆さんにとって分かり易い表示で、情報をアウトプットしなければなりません。そのためには、画面デザインの工夫と、電力使用量をできるだけリアルタイムに収集することが必要でした。
データ収集サーバで集めたデータを画像配信パソコンに送り、そこから各フロアの大型モニターに画像を送信する。
一台のパソコンからHUBを使うことによって、複数のモニターに異なる情報を表示させることが可能。
画像配信により、モニター部にパソコンが不要となる。これにより、コスト削減やメンテナンス性の向上を実現。
フロアに応じた電力使用量を配信することにより、省エネ啓蒙を支援し、部署と計測点の紐付けを設定可能とすることで、将来の部署変更等に対し客先で簡単に対応可能。
フロア内の電灯、空調機はもちろんコンセントにいたるまで、とにかく細かい電力監視にこだわりました。11階建ての施設で合計500点超の監視箇所を設定。「3階の○○フロアの南西角の照明」という形で非常に細かいところまで監視をしています。
監視データは、一台のPCに集められ、各階のフロアに複数台設置された大型モニターに電力使用状況として表示されます。その表示についても、数値で表すだけでなく、画面内に複数の木のアイコンを表示し、電力が一日の消費理論値よりもオーバーしていると一本ずつ木が枯れてしまう、という非常に分かりやすいデザインにしています。
特に画面のデザインについては、様々な年齢層の職員、来場者の方がご覧になることを想定し、表示する内容の量、文字の大きさに加え、モニターを天井から吊るす形での設置になるため、蛍光灯の下でも見やすい色味など、何度も担当者と議論を重ねました。
一連のシステムについては、立花エレテックオリジナルの電力監視システム「TEMSolution」というパッケージをもとに構築することで、時間とコストを節約することができました。
今回のソリューション導入は、監視するデータ量の豊富さ、大型モニターの表示の見やすさなど含め、新庁舎にふさわしい省エネアピールとなったと評価をいただきました。○階の●フロアの電力使用量が多い、などのデータをとることも可能、また建物内での引越しや、フロア内のレイアウト変更があった場合にも設定を変更するだけで簡単に対応することが可能で、フレキシブルな設定ができることにも評価をいただきました。