- 製造
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- コスト削減
- 業務効率化
- 目視検査により発生の恐れがあるヒューマンエラーを防ぎたい
- 多様な検査にかかるコストを省きたい
- コストを抑えて実現したい
- 目視検査自動化により、ヒューマンエラーを回避
- 異種混入や印字欠けなどの検査が一度で完了できる検査機導入で人件費を削減
- 高性能検査カメラを安価に導入。機器の選定から工事まで一括対応で高いコストパフォーマンスを発揮
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お客様の工場では飲料を紙パックに詰める製造ラインを稼働されており、ISO9001を取得するなど国際的な基準で製造管理・品質保証体制を構築、それにのっとった製品づくりを行っておられます。
高い品質を維持されてはいましたが、紙パックの賞味期限の印字チェックや、異種製品の同梱などの検査をこれまですべて経験豊富な作業員の目視のみで行なっていました。ヒューマンエラーを防ぐために多様な検査を行うなど、検査コストもかかってしまうという現状でした。
さらなる品質向上のために検査工程の自動化を行い、同時に生産コスト低減も目指したいというご要望をいただきました。
コグネックス製の高性能検査用カメラと三菱PLCの組み合わせで複数のワーク(紙パック)を一度で高速に検査するシステムを実現。タッチパネルモニタ採用で現場作業員もシンプルに操作可能。
通常、印字チェックなどの検査工程では、検査対象となるワーク(紙パック)単品ごとにチェックを行いますが、今回導入したシステムでは、出荷直前、1ダースの箱詰めがされ、カバーがかけられる前の状態のものをチェックする方式を採用しました。
複数個を一度にチェックすることで印字チェックだけでなく、異種が混入していないか、紙パックの耳の部分が飛び出していたり、形が崩れていないか、そもそも1ダースにヌケがないかなど、いままでチェックできていなかった項目を新たにチェックすることが可能になりました。
現場の作業ではPCを使わず、タッチパネルモニターのGOTを採用することで、作業員の方にも直感的に操作をしていただくことが可能です。目視からの全自動化という大きなフローの変更になりましたが、シンプルな操作を実現していますので、大げさなレクチャーも必要なく、現場への導入ハードルも高くありません。
これまで全て人の目視で行っていた検査を自動化したことにより、多様な検査をする必要がなくなり、人件費を含めた検査コストの大幅な削減を実現することができました。さまざまな項目の検査が一度に正確にできるので不良品検出能力も向上し、結果、品質の向上にもつながっています。
導入に際して、多忙を極める先方の設備担当者様の状況を踏まえつつ、機器選定からソフト・制御盤開発・設置工事まですべてを一貫して立花エレテックで対応させていただきました。こういった点に関して、「非常に安心感をもって発注ができた」と評価をいただくことができました。
現在、工場内の他のラインにも今回の検査機導入を検討いただいており、お客様の期待値に対して、十分な結果を提供することができたと言えます。
食品メーカーなど | ラベル印字の誤記入防止、形状・キズ検査など、多岐にわたって応用可能 |
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