- 製造
画像処理
- コスト削減
- 業務効率化
- 機能向上
- 耐久性に限界のあるパソコン仕様のシステムを改善したい
- パソコンレス化によりシステムの耐久性がアップ。ライン停止の懸念も低減され、生産性・信頼性が向上
画像処理
製造ラインなどにおいて、個々の製品へのバーコードやラベルの貼付、箱詰めが正しくなされているかの品質をチェックする封緘検査。
人の目視に加え、機械検査の二重チェックが必要であるなど業種によっては非常に高い精度を求められる検査です。
封緘検査システムにおいて、パソコンが組み込まているというのは一般的な形ですが、製造工場の中は、長時間の稼働に加え、油、熱、ホコリなど機器にとって非常に過酷な環境。長時間の使用による故障はまぬがれません。
パソコンの入れ替えに伴う検査項目の登録や各種設定などの確認工数もかかり、なんと言ってもその間、製造ラインが動かせないことが最大の懸念事項になります。
今回は、その問題を解消すべく、パソコンレスでのシステムを導入したいとのご要望をいただきました。
三菱電機製PLC、ACサーボ+コグネックス製カメラのシステム構成にて開発することで既存システムより高精度、高速に実現。複数の位置マークを認識し、タテヨコだけでなく、ナナメ補正など複雑な補正にも対応した機能を追加。
製造ラインには多様な仕様があり、例えばバーコードなどを印刷する部分ではインクリボン、インクジェット、レーザーなど多様な印刷機が組み込まれている場合があり、それぞれの印字にも対応できなくてはなりません。
今回、高性能CPUを搭載したカメラを採用。多種多様なコードや文字を読み取ることができ、画像を取り込むだけでなくカメラ内で画像判別の処理を行うことも可能です。
このカメラに加え、製造ラインのワークの流れに沿った各工程のタイミングをシーケンサで設定・制御しています。
パソコンのインターフェイス部分の代替となるのがGOT。タッチパネル方式なので、PCよりも直感的に操作することが可能で操作に対するハードルも高くなく、導入前と比べて現場作業員の仕事量が増えることもありませんでした。インターフェースの画面設計などは立花エレテックオリジナルのものです。
これまでパソコンでは約5年ごとに故障し、その都度導入の際に耐久性チェックで非常にコストがかかっていましたが、このシステムを導入することでほぼ故障もなくなりコストも激減。24時間フル稼働の過酷な環境でも耐久性に強いため、システム停止も軽減し、信頼性も向上しました。
製造ラインの封緘検査部分のみのシステム入れ替えでしたが、現場の作業員の方とコミュニケーションをとり、対象外の部分に関してもニーズを拾い上げ、仕様を提案させていただいたのも、導入後にスムーズな稼働を可能にした要因の一つと言えます。
各業種全般 | 封緘検査を必要とする業種全般で対応可能です。 |
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