- 製造
PLC関連
- コスト削減
- 業務効率化
- PLCの修理などにかかるメンテナンスコストを下げたい(依頼するとコストが増大)
- 短期間で移行を行いたい
- 図面や仕様書が英語のため、理解しづらい
- メンテナンスも工場担当者で可能、コストも削減
- 移行の際のシステム停止期間を三日間に抑えて移行完了
- 図面や仕様書も日本語化され、資料も豊富で理解しやすい環境に
PLC関連
お客様は飲料水などを扱う製造業。製造ラインにおいて、海外製の製造機械を使用されており、その中に組み込まれたPLCも、もちろん海外製となりますが、海外製機器のネックとなるのがメンテナンスです。「なんらかの不具合が起こった場合、説明書や仕様書が外国語表記であるため自社のメンテナンスが非常に困難」、「メーカーに修理を依頼する場合、海外から技術者を呼ぶ必要があり、膨大なコストや時間が必要」など、生産ラインの長期間停止につながるような課題を抱えていました。
これらの問題を解消するため、海外製PLCを全リニューアルすることとなり、立花エレテックにお話をいただきました。
リニューアル作業にあたって、いかに生産に影響を与えず、PLCの入れ替え作業を行うかが課題でした。
システム停止時間を短縮するために2段階でのシステム更新を行った
すべてが海外製PLCで構成されている
外部入力/出力信号配線をMELSEC-Qに接続する
この更新により機械制御をMELSEC-Qにて実現でき、制御部の更新は完了
この更新によりリモート部とデータ管理部分の更新ができ、新機能追加が簡単にできるシステムを構築できた
今回のソリューションでの最大のポイントは、既設と新設を共存させることで、製造ラインの停止時間を大幅に短縮させたことです。平日は既設PLCを使用し、休日、もしくは終業後に新設PLCでの新規ソフトの検証を行いました。約1~2ヶ月にわたって新規ソフトの検証を充分に行い、検証完了後にシステムを完全切り替えしましたが、通常切り替えに一週間かかるところをわずか三日で実現できました。
今回のリニューアルでは、自社開発したメタルコネクタなど専用のコネクタを既設PLCと新設PLCの併用時の切り替えに使用。インターフェイスの基板の開発もオーダーメイドで行い、立花エレテックの持っている「生産ライン停止時間短縮」という確立したノウハウを活用しました。
また、立花エレテックには海外メーカーの研修を受けたソフトの解読ができる設計者が数名在籍し、海外製PLCエディタも所有しています。そのため、比較的スムーズにリニューアル作業を行うことができたのも大きなポイントといえます。
リニューアルしたことでメンテナンスのコストも半分以下になり、大幅にカットできたのが何よりの効果と言えます。既設PLCとの平行運転を実施し、生産への影響も最小限に抑えることができました。
三菱PLCにリニューアルしたことで、お客様自身でカスタマイズすることや保守も可能になったので、メンテナンス時もタイムロスがなくスピーディーに対応可能に。また、これまでは図面や仕様書もすべて英語で理解しづらい状態でしたが、リニューアル後はもちろんすべて日本語化されているので理解もしやすい環境にすることができました。