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エネルギー
- コスト削減
- 省エネ・エコ
- ボイラー設備の給湯にかかる費用を抑えたい
- ボイラーの老朽化に伴うリスク回避を考えたい
- 企業として地球温暖化対策に貢献したい
- 設計時試算で約30%の燃料費削減を達成見込み
- 修理・交換時の断湯などリスク回避
- 化石燃料の使用を削減でき、環境にも配慮
エネルギー
在宅型老人ホームの施設内給湯設備において、既設のボイラー設備は設置スペースに対する給湯能力が高く(多く)、大浴場など一度に多くの湯を使用する施設には非常に効果的でした。その反面、燃料費やメンテナンス費等のランニングコストが高く、また化石燃料を使用する為、地球温暖化にも悪影響を及ぼします。
今回、その既設ボイラー設備のランニングコストの抑制と、設備老朽化に伴うリスク回避として、環境に配慮した新しい給湯設備を導入する運びとなりました。
第一の課題であるランニングコストの抑制ため、深夜電力を利用してお湯を沸かす「エコキュートシステム」をご提案。夜間電力は今後も安定供給が見込まれ、非常に割安。設備機器の設置スペースさえ確保できれば、ボイラーよりもランニングコストが圧倒的に有利になります。また、給湯の燃料として化石燃料を使用しないため、地球温暖化対策にも有効です。
しかしながら、今回のケースでは施設の貯湯タンク容量が6tもあり、エコキュートシステムのみの場合、設置スペースの問題や、湯切れが発生した際に瞬時に多量の給湯が難しいことが課題でした。そこで、既設のボイラーとエコキュートシステムを組み合わせる形で、全体設備を再構築。
通常時は安価なエコキュートを使用し、万が一の場合は補助的にボイラー設備を使用するかたちで対応。一日60名の方が安心してご利用いただけるよう、湯切れのリスクヘッジを行いました。
今回のソリューションにおいて、導入間もないため、具体的な効果測定はこれからとなりますが、設計時の試算では約30%の削減が可能となる予定です。これまでの灯油代の大半は電気代にかわることになります。
既設ボイラーのみの場合、修理・交換時には約1~3日の断湯が必要となり、その間入浴施設をご利用いただくことができなくなります。燃費効率もますます悪くなりランニングコストの増加などのリスクが多々ありますが、エコキュートをメインに利用することでそれらのコスト、リスクを大幅に削減、回避できる想定になっています。
ゴルフ場、高齢者施設、温浴施設など | ボイラーによる大型給湯システムを設置している施設などの熱源の更新時に電気とのハイブリッド化が可能です。 |
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