事例詳細 操作・表示器GOTを無線化

  • 製造

その他

  • 業務効率化
  • 機能向上

製造ラインの制御盤や装置に組み込まれている操作用の表示装置「GOT」を完全無線化!画面内容を無線で転送するのではなく、GOTそのものを920メガヘルツ帯で無線化。安定した通信状態で、工場内の柱など障害物も心配無用。GOTを装置から分離するという発想も可能になります。生産ラインのレイアウト変更が一段と容易になり、小ロット多品種生産の日本の製造業にはメリットが高い選択肢です。

課題

  • 通常、装置やラインの操作を入力する表示器「GOT」は、制御装置に組み込まれ固定されているため、操作を行うためには「GOT」の前まで移動する必要がある
  • 生産状況を表示するアンドンを無線化するため920メガヘルツ無線を導入したので、無線資産をほかにも活用したい

導入効果

  • GOTは、装置に組み込まれているという固定概念から解放されたレイアウトが可能に
  • GOTを操作装置から切り離して持ち運べるので、操作する場所が制限されない
    (DC24ボルト給電は必要)
  • GOTそのものを920メガヘルツで、無線化するため、無線LAN利用のGOTより通信が途切れにくい

導入の背景・課題

工場向きの920メガヘルツ無線I/Oユニットと混在することで、操作やI/O信号をまとめて無線化

立花エレテックが開発した工場用920メガヘルツ無線I/O(イン・アウト)ユニットを導入している工場では、既設の無線I/O親機に無線GOTを接続することが可能です。新たに無線I/O親機を増設する必要がなく低コストでGOTを無線化することが可能です。

920メガヘルツ無線I/Oユニットを、三菱電機製表示装置「GOT」に応用。ラインや装置を制御するPLC(プログラマブルコントローラー)とGOTを無線で接続することが可能になりました。これにより、通常、制御盤などに組み込まれていたGOTを切り離して使用することができます。GOTそのものを無線化するので、ラインや装置の操作場所が、制御盤の位置にしばられることがありません。

GOTは、生産情報を収集し、蓄積、分析することができるので、その作業場所が工場内のどこでも可能になります。多品種、小ロット生産に対応する機動的なレイアウト変更が柔軟にできるようになります。


導入を提案するシステムの概要

無線I/Oユニットと混在可能!!

システム概要図


導入のポイント

立花エレテックオリジナルの無線化機器で表示器「GOT」そのものを無線化

GOTの画面内容をタブレットなどに転送して操作することは可能でしたが、この場合、GOTとタブレットは事務所などでも使用される無線技術を使っていました。工場内では、大きな柱なども多く、通信環境が安定しないのが難点。重要な操作をタブレットから行っているときに、通信が途切れる心配があるため、タブレットからは操作ではなく画面確認作業のみに使われていました。

立花エレテックは、2012年に認可された920メガヘルツ帯無線を使って、工場内のあらゆる機器を無線化できる親機と子機のセットを開発。すでに工場内の生産状況を知らせるアンドンなどの無線化を進めています。無線化すると、配線工事が不要になり、コストが削減でき、レイアウト変更が容易になるのが大きなメリット。また920メガヘルツの無線親機には、16台まで子機をつなぐことができ、一度導入すれば、ほかの工場内装置を無線化することが可能です。

この発想から、通常は装置に組み込まれることが常識になっていた表示器GOTも、分離させて無線にすることを提案。画面転送による無線化ではなく、GOTそのものを無線化できるので、通信が途切れる心配がなく、重要な入力作業も無線化したGOTから可能になります。


導入後の効果

レイアウト変更が一層容易に

無線GOTで、ラインの変更に柔軟に対応!!

レイアウト変更の概要図

応用できる業界・職種

製造業など全般 操作・表示器「GOT」を使用しているすべての装置、製造ライン

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